2011年12月26日月曜日

酵素温浴と琉球温熱療法 〜岩室温泉付き〜

年末、クリスマスの3連休はとても珍しいことに新潟へ行って来た。
オババは先週は1回しか行けなかったので寂しい思いをしていると思うが、思い切って行って来た。

というもの、以前からKzさんがオババを連れて行ってあげたいと思っていた酵素温浴という珍しいものが私の体調に合っているのではないかと、連れて行く機会を狙っていたのだった。
母はこんなことになってしまい、長野からさらに離れてしまったので、少々行くのは困難になったが、私は今回の度重なる出来事や体調の変化があったので、思い切って行く事にした。

Kzさんはこちらへ行って帰ってくる度にとても生き生きして戻るので、多分何らかの効果はあるのだと思っていたし、私より先に会社の欝になってしまった社員の方をお連れして効果があったこともあった。
少々遠いし、あまり便利な場所でもないので簡単に行けないし、費用も時間もかかる。
今回は3連休でもあるので思い切って温泉つきで行かせてもらった。というもの雪嵐が来る日だったし、終わる時間が夕方になってしまうので、東京や軽井沢に猛吹雪の中を戻るのは危険すぎたからだ。

案の定行きは高速でも山越えは大変な吹雪の中を1車線ののろのろ運転でチェーン規制の中を行くことになった。私たちは雪道のこういう運転は何度もしているのでそんなに不安はなかったが・・・

たっぷり時間を取って行ったが、やはり雪のため時間が随分取られた、が、少し時間があったので弥彦神社を参拝してお昼におうどんをいただいてから出かけた。

場所はヘリオトロープ。
スタッフの方々は大雪の中の東京からの到着とあって、とても心配してくださっていた。
その心配しながら待っていてくださった温かみが、初めての私の警戒心を解き、すっかり打ち解けてしまった。
酵素温浴は酵素の中に寝転んで、すっぽりと酵素さんたちに包まれて、というより抱かれて15分ほど過ごすもので、その酵素の中は酵素が自分で発酵する熱のせいで心地よい温度を保っている。
私は階段から落ちたうち身の跡が、飛び上がるほど痛く、大丈夫かしら?と思ったけれど、直ぐに馴染んで心地よくなった。サウナが息苦しくなって駄目なのでどうかと思ったけれど、やはり相手は生きているもの、呼吸しているものなので、大丈夫だった。

体調の悪いところは冷めてくる。右肩、お腹、胸は直ぐに冷えてきた。
酵素をかき混ぜてあげると又、酸素が供給されて温かくなる。ぬかみそみたいだと思った。
毎日手を入れてあげないとすぐに死んでしまう米ぬか・・・

体中がぽかぽかしてきて、汗もかいてきた。
低体温の私は温まるのに時間がかかる。顔だけは汗はかくけれど、身体はなかなか温まらないのだ。
それでもぽかぽかになった。

そのあと琉球温熱療法というのをしていただいた。
これは丁寧にやっていただくので、時間がかかった。体中やりのこすことなくやってもらえる。体の冷えを取り除くことと、老廃物を排出するらしい。こてのようなものをあててリンパに沿って当てて行くのだが、その施術師のTさんは、私の悪い場所を何も言わなくても感じ取り、そこを何度も繰り返してやってくれるのだ。
「こんなに背中が詰まって、筋肉が縮んでいてはつらいですね」、と言われた。松下先生も同じ事をおっしゃるから、私の背中はひどいものらしい。
内臓も弱っているし、肩こりもすごい、右側に偏って血流が停まっているらしい。
大変血流やエネルギーの流れがわるいらしくて・・・先日の松下先生と同じ診断がなされた。
やれやれ・・・相変わらすの身体だ。

まずは深呼吸からだそうだ。
リラックスして気持ちの良かったことを頭の中に描いて、深呼吸。深い深い深呼吸。
無理やりストレッチなどをすると筋肉を傷めるからと言われた。体の硬さが普通ではないみたいのなので、無理の無い呼吸からということらしい。

Kzさんよりずっと時間がかかったので、本当に丁寧にやっていただいた。

体がぽかぽか。ほっぺは真っ赤っかゆで蛸みたいだった。
その後も何時間も暖かさが続いた。

Tさんは、「私とKzさんとでとても素敵な共通点がありますよ。」と言われた。
何だと思いますか?と聞かれましたが、良く分からなかったので分からないと答えたら、
「柔らかさです。柔軟性」 お二人とも本当に心が柔らかいです。
これはとても大事なことなんですよ。

と褒められた。私は照れくさいので
「身体は硬いのにね」と言ったら、真面目に「心の柔らかさがあれば大丈夫」と言われた。
体の硬さは長い間の物なので、無理やり急いでほぐさないほうがいいですよ。自然で行きましょうとおっしゃっていました。

とにかくその場所は別世界で、温かく、Tさんのおっしゃる「お母さんに抱かれているような気持ちになって欲しい」そんな場所になれるところでした。
いつもお母さんをやっていると、自分はなかなかお母さんをしてもらえないので、こんな場所で幸せになるのもとても良いことかもしれません。
スタッフの方々とも仲良しになり、又の来訪をお約束して、岩室温泉へ行きました。

もう暗くなって、6時近くだったので、到着は6:30を回っていました。
この温泉は高島屋という旅館を選んだのですが、古い庄屋さんの家だったところらしく、良寛さんとも縁のある宿で、good choice でした。
建物は古いけれど、コーテシー、というか、礼儀の洗練さと温かさと素朴さが一緒になって、とても感じの良い旅館でした。
将棋の大きな戦いは何度も会場になっているようです。

お料理も良かった。
欲を言うと、お風呂が温泉に少し足しているのかな?というような質で大沢温泉や、藤井荘のお湯の質にはかなわないなあ~という思いを強くさせました。

大雪にもかかわらず、とても素敵な二日間を過ごすことができました、と言いたいのですが、Kzさんの実家かからひっきりなしに電話がかかり、色々面倒な事件が起き、寛げないことも事実でした。
でも酵素温浴のお陰か、落ち込んだり暗い気持ちにならずに、嫌なことに流されずに過ごせ、効果バッチリです。

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