2012年3月22日木曜日

『最後から二番目の恋』

今シーズン気に入って観ていた『最後から二番目の恋』が終わってしまった。
楽しかったなあ〜

岡田惠和さんの脚本なので最初に目を付けて見始めたが大当たりだった!
この人の作品の言葉のやりとりは本当に面白い。

しかし今日気が付いたのだが、演出が宮沢理江子さんだったのだ。
そうか、もしかすると私はこの人の演出も好きなのかもしれない、だって好きな作品の演出欄にはいつもこの名前がチラホラ見えている気がする・・・と思い、wikipediaで調べたら、出てくる出てくる、私の超お気に入りの作品が続出だった。

多分、私は彼女の演出の作品が好きなのだ。
もちろん脚本家とのコンビネーションによるのだろうけれど・・・・
『風のガーデン』『優しい時間』『流れ星』『拝啓父上さま』『ビーチボーイズ』「きらきらひかる』・・・etc そうそう、『101回目のプロポーズ』もそうだった。
みんなじっくり観てしまう、優しくて温かくて・・・。

話は戻るが、岡田さんの脚本の中で繰り広げられる『擬似家族』、『ちゅらさん』の時もそうだった、他人の集まりがまるで本当の家族みたいになってしまう、あの世界がたまらなく好きだ。

寂しい人間が集まって、他人同士なのに人が寄り添うとそこにfamilyが形成される。下宿だったり、旅先にたどり着いた宿だったり、借家だったり・・・そして時には本当の家族よりも優しく温かく、厳しく、居心地が良かったりする。その世界が彼の作品の中に存在しているから、観ていたい、その中に座ってちょっと休みたい、包まれたいって思う。

早くから家族を離れて暮らしている娘の周りに、そんな世界があることをいつも密かに祈っている私だ。私がそれをあげられなかったから・・・

それにしても、この作品は面白かった。
いつもしわができるほど笑って、ヤエル・ナイムの曲に乗って体が揺れる。
そしていつまでもこの世界に居たくて、CDまで買ってしまった私だ。

それから、宮本理江子さんは山田太一さんの娘さんだった。これは、青山先生が詩人の長田弘さんの弟だったと知った時の次くらいの驚きだ。 やはり血統ってあるのかな? もっとも、うちは大した事ないけど〜

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