2012年8月22日水曜日

『ふくすけ』

文化村でやっている『ふくすけ』を観て来た。久しぶりの舞台だった。

ここのところ『シカゴ』とか『フォッシー』とか、ミュージカルばかり観ていたので、演劇は本当に久しぶり!かなりインパクトが強くて、自分の感性がちょっと時代遅れになっているかな?と心配になった。

テーマが現代の病んでいる部分をてんこ盛りにして演出しているので、とても難しい作品なのですが、要所要所とても面白いのでただ楽しんで観ていたくなるのだけれど、それにしてはあまりにも内容が重いし、、、、差別用語なんかボカスカ出てくるし、、、セックスやどぎついシーンがとても多いし、、、ということで「私、付いて行けてるか〜?」と何だかハラハラドキドキしながら観ていました。

けれど、終わった後には何か奇妙なエネルギーが宿っていました。

ところで何故この作品に興味を持ったかというと、私の好きな役者さんばかり出演しているので、「彼らは舞台ではどんななのかしら?観てみたい!!」という極めてミーハー的理由でした。


でも、それは大正解で、彼らの魅力を堪能してきました。

まず、古田新太さん、阿部サダヲさん、そして多部未華子さん。私の大好きな役者さんたちです。
ナマを観て伝わって来る空気を感じる事ができて本当に良かったです。やはりずごいオーラがあって素敵でした。

びっくりしたのは、大竹しのぶさん。古田さんの躁鬱病の奥さんの役なのですが、すごいド迫力。ブロードウェイでも通用するんじゃないかな?なんて感じるほど、彼女はやはり女優魂のある女優さんでした。

そして、他にもどこかで見た事のある役者さんたちがたくさん居て「何か印象的な人々だと思っていたら、そうか〜、劇団の人たちだったのだ!」と納得する実力派でした。

さて、久しぶりの舞台はインパクトが強く、映画だけではなく時々演劇も観に行こう!と思うソラさんでした。

[追記]
完全に満席でした。立ち見席もびっしり!
すごい人気なので驚きましたが、みんなこんなに難しい個性的な作品を観るのだ、と日本人の感性にビックリした次第です。
演出の松尾スズキさんって、頭の中がこんなだと思うと、ド迫力で隣にいらしたらちょっとビビります。

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