2015年1月16日金曜日

黄斑円孔手術 その⑤ 〜退院後2ヶ月検診、反対側の目も手術が必要!!

今回の黄斑円孔に関して以下のことを書いてきました

1.加齢性黄斑変性だと思ったら硝子体黄斑牽引症候群だった 
2.黄斑円孔〜不思議な世界 
3.黄斑円孔手術その① 入院、手術、そしてうつ伏せ開始
4.黄斑円孔手術その② これからが本番、うつ伏せ地獄!
5.黄斑円孔手術その③ 退院後、視界と生活
6. 黄斑円孔手術その④ 術後1ヶ月半視力

7.黄斑円孔手術その⑤

8. 黄斑円孔手術その⑥ 〜奇跡だ〜、硝子体が網膜から離れた!!
9. 黄斑円孔手術その⑦ 〜一年後の様子
10. 黄斑円孔手術その⑧ 〜手術後2年目の様子
11.黄斑円孔手術その⑨ 〜術後2年半
12.黄斑円孔手術その後、 網膜剥離手術① 〜裂孔原生網膜剥離になってしまった!
13. 黄斑円孔手術その後、 網膜剥離手術② 〜原因
14. 黄斑円孔手術その後、網膜剥離手術③ 〜術後1ヶ月以内の様子
15.網膜剥離再手術① 〜手術後1か月で再発!! 悪夢の日々

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今回は7回目で、その⑤です。

1月10日、退院してから2ヶ月余が過ぎ、検診に行きました。
一応術後経過は順調ということで、この日で感染症の心配もなくなり、一日3本を4回の点眼が終了しました。

裸眼視力は検査で苦労して瞬間をとらえ、0.5が出ました。(前回0.3、病気になる前去年の8月頃は1.5ありました)

画面が変わった時にほんの瞬間見える時があり、あとは見えなくなってしまうのですが、本当にこんな瞬間見えるだけの視力で良いのか、はなはだ疑問ですが・・・)

矯正視力も1.0(多分) ということで(前回0.7)、大学病院でのケアはここまでで終了、あとは地元の眼科で経過観察をと言われました。


私は反対側の左目も同じ病気が進行中で、いつ穴が開くか分からない状態なので、続けて診て頂くわけにはいきませんか?と聞きましたが、重い患者さんが長蛇の列で病院の方も一杯一杯なので、経過観察だけの患者さんはそうは行かないのだと言われました。
それももっともです。

すぐ手術をするならばこのままやれますが、と言われ「が〜〜ん!」
「えっ?!まだ穴が開いていないのですが、もう手術できるのですか?」と聞くと、
「もう病気が分かっているので、いずれ穴が開くから、むしろ開く前の方がダメージが少ないかもしれません。けれど、この病気に関しては患者さんの意思が一番大事です」
と、自分で決めろと言われました。

以前に、「まだ硝子体と網膜の癒着面が広すぎるので、網膜から切り離す面積が広いと、それをはぎ取るときの傷を受ける可能性が高くて、まだ手術の時期ではないと言われていたので、手術はもっと先だと思っていたのです。
多分、自覚症状としての歪みがかなりひどくなっているので、CT画像でもその悪化兆候が現れているのでしょう。私には映像を見てもよくわかりませんが・・・。

自分としては:
1. あまりにも手術したばかりで、あの思いを直ぐ繰り返すのは、少々厳しい。

2. まだ右目があまりにも不安定で、手術前のホラーの世界のようなひどい歪みはとれたものの、まだギザギザチカチカフニャフニャ歪んでいるし、焦点は合わないし、視界はぼんやりしているし、遠くは見えないし、やたらと光に敏感で見えにくいし・・という状態であること。

3. 左目は歪んでいるものの、現在の右目よりは遥かに見えているし、焦点が合っているので、大変安心感があり、現在の生活は左目のお陰で成り立っていること。

4. 右目がもう少し改善されれば、左目手術に踏み切れる勇気がでるが、もし今のまま止まりならば、このまま左目を手術したら、改善よりもむしろかなり悪化の状態になるので、できるだけ先に延ばしたい気持ちが強い。

一番の問題は、手術で進行は止めることができるが、改善はかなりその人の運に頼るものであることだ。自分がとのくらい効果があったのか確かめてから左目の手術をしたいというのが本音だ。

一年かかって少しずつ視力が改善されて行くが、みんながそうとは限らない、このままの人もいる・・・と言われているので、それを待っていたら、私の目は網膜に穴が開いてしまって間に合わないと思う。

そこで、先生に「左目が持つかは分かりませんが、3ヶ月位様子をみさせて下さい」とお願いした。

そして3ヶ月後の予約を入れていただいた。
それまでに穴が開かなかったら、右目の状態がどうであれ、〜改善が見られたら安心して、現状維持だったら諦めて覚悟して〜、4月に手術の申し込みをしようと思う。

何しろ15年前には治せなかった病気なのだから、あの視界のまま生きなくて済むだけで感謝だ。

どうぞ4月まで、円孔にならずに持ちますように。そして少しでも異常が見られたら、直ぐに病院へ駆け込もう。右目は異常が出てからの病気の進行がすごい速さだった。
あっという間に(2〜3週間で)、視力が1.5から0.1に転落し、視界が滅茶苦茶になったのだから。
折角の右目の教訓を活かさなければ・・・。

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