2017年7月20日木曜日

15.黄斑円孔その後、反対側の目の網膜剥離再手術① 〜手術後1か月で再発!! 悪夢の日々

黄斑円孔について下記のように書いてきましたが、そこに網膜剥離が加わりました。


1.加齢性黄斑変性だと思ったら硝子体黄斑牽引症候群だった 
2.黄斑円孔〜不思議な世界 
3.黄斑円孔手術その① 入院、手術、そしてうつ伏せ開始
4.黄斑円孔手術その② これからが本番、うつ伏せ地獄!
5.黄斑円孔手術その③ 退院後、視界と生活
6. 黄斑円孔手術その④ 術後1ヶ月半視力
7.黄斑円孔手術その⑤ 〜退院後2ヶ月検診、反対側の目も手術が必要!!
8. 黄斑円孔手術その⑥ 〜奇跡だ〜、硝子体が網膜から離れた!!
9. 黄斑円孔手術その⑦ 〜一年後の様子
10. 黄斑円孔手術その⑧ 〜術後2年目の様子
11.黄斑円孔手術その⑨ 〜術後2年半の様子
12. 黄斑円孔その後、反対側の目の網膜剥離手術① 〜裂孔原生網膜剥離になってしまった!
13. 黄斑円孔手術その後、 反対側の目の網膜剥離手術② 〜今回の原因
14. 黄斑円孔手術その後、反対側の目の網膜剥離手術③ 〜術後1ヶ月以内の様子

15.黄斑円孔その後、反対側の目の網膜剥離再手術① 〜手術後1か月で再発!! 悪夢の日々


16.黄斑円孔その後、反対側の目の網膜剥離再手術② 〜再手術後1ヶ月、シリコンスポンジとシリコンオイル
今回はその15回目にして網膜剥離が再発してしまい、再び、即緊急入院、緊急手術となった悲劇について書きます。



ちょうど手術後1か月経った頃、その週末に検診が控えており、その前の検診が終わったばかりで、異常なしと言われ安心していた矢先・・・

今回は手術後も目の中に大きな蟻の死骸のような飛蚊症があり、嫌な感じがしていたのだが、先生はいずれ消えるとおっしゃっていたので気にしないで過ごしていました。
ところが急に墨流しをしたような液体の流れとともに、泥の入ったバケツをかき混ぜた時のような濁りが目の中に現れました。

翌日少し落ち着いた感じがしたのでそのまま様子を見ていましたが、飛蚊症が悪化しているような気がしました。墨流しから2日目何だか視界が薄暗くなり・・翌日部分的に影ができました。日曜日不安なままやはり黒い影が出てきていると確信し、週末の検診を待たずに、月曜日朝かかりつけの病院へ行くと、やはり網膜剥離が再発していました。

先生はすぐに連絡してくださり、またK病院へ。担当の先生が外来にいる日だったので、即入院、その夜手術になりました。
今回は、日曜日にこんなことになるだろうと予測できたので、入院の準備をまとめておきましたので、夕方主人が荷物を運んできてくれました。

前回の手術と同じでは、また再発する可能性が高いので、今度は、結膜を剥いでシリコンスポンジを縫い付け、また被せてシリコンオイルを注入する手術をするのだそうです。オイルはガスのようには消えないので、また落ち着いてからオイルを抜く手術をしなければいけないのだそうですが、考えている間もなく、あまりよくわからないまま緊急手術になりました。

夕方6時から9時過ぎまでの3時間にわたる手術でした。
まず、今回の麻酔の痛さは半端なかったです。左眼の下側に、先生の握りしめた太い麻酔用の注射針が全力でブス!!!っと。
今まで3回目の手術をしましたが、思い出したくないほど痛かったです。

そして、もっと痛かったのが手術そのもので、麻酔が効いているとはとても思えないほどリアルに痛かった。うっ!!と何度叫びたかったか、とにかく涙ボロボロこぼしながらゲンコツを握りしめていました。

私は麻酔が効きにくい体質なので、余計痛かったのかもしれません。
ちょうど生皮を麻酔なしに眼の前で剥がれている感じです。インディアンの世界・・残酷シーンで有名なマカロニウェスタンの世界・・・。

そして更にきつかったのが、手術後。
憔悴しきって部屋に戻り・・・その夜から4日間吐き続けることになります。ムカムカし続け、2時間おきに吐き、しかもうつ伏せを続けなければいけない・・・信じられない苦しさ、と辛さでした。吐き気は治まることなく、2日目から点滴をしてもらいましたが、
とにかく吐き続けました。

先生は眼の中の筋肉をいじっているので・・・とおっしゃっていましたが、過去にも一人男性で私のように苦しんだ人がいたようでした。しかも、あの手術は成人の男性でも涙を流すほど痛い手術なのだと、後で知りました。

眼圧が高く、下げる薬で余計具合悪く、うつ伏せのせいで逆流性食道炎が悪化し、胃液が戻ってきてしまい、最悪でした。食欲ゼロ。脱水症状で下痢が続く。かろうじてフルーツ、ゼリーが食べられ、どんな匂いでも吐き気を誘いました。

点滴をしていたので栄養は足りていたはずですが、結局食欲のないまま、3キロ痩せて2週間後に退院しました。フラフラ・・・家に戻っても全く元気が出ないまま、うつ伏せ解除・・・最終的に眼圧の薬をやめてから少しずつ食欲が戻ってきました。3週間かかりました。

ちょうどその頃、考えてみたら6週間の間に2回手術をし、4週間うつ伏せで過ごしていたことになります。そしてすごい激痛が背中に走り・・・ぎっくり背中が再発してしまいました。うつ伏せができません。びりっと痙攣が起きるので、寝返りは打てない、棚のものを取れない、重いものは絶対に持てない・・・で数日間またまた最悪の日々でした。

もう直ぐ1ヶ月になります。
1ヶ月前の悪夢がよみがえります。また再発したら・・・という恐怖で毎朝目が覚めます。視野欠損がないことを祈りつつ・・・再再発したら・・・もう手術に耐えられません。


0 件のコメント:

コメントを投稿